映画「渇き」

 なんとまあ!である。むちゃくちゃ面白かった『オールド・ボーイ』や、日本でもヒットした『JSA』のパク・チャヌク監督の新作は、韓国版バンパイアだ。

 誠実な聖職者である主人公が、人のために役に立ちたいと、新種ウィルスのワクチン開発施設にボランティアに行き、生死をさまよう身になった後、なんとバンパイアになっちゃうのだ! ほいで、人妻と恋に落ち、彼女も巻き込みながら、血を求め、快楽を求め…。

 とにかく血が飛ぶ、踊る。わあ、わあ、わ。

 バンパイアとして見ると、どうも容貌的にふさわしからぬソン・ガンホだから、また笑っちゃうのだ、どーしても。特に中盤以降は、ブラック・ユーモアとはまた異なるような、観客の笑いを取ろうとするコミカルな要素がやたら濃厚で、作り手はいったいどういうドラマを目指していたのだろうか、と、ふと我に返って考えるのだ。

 欧米版バンパイア映画とは全く違う。ちがう、ちがう、全然ちがう、その世界を、ま、お試しあれ。

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