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zoom RSS 京文化を詰めた「菱岩」のお弁当

<<   作成日時 : 2011/09/27 22:20   >>

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 「仕出し」という食文化がある。冠婚葬祭にしか用は無いと思いがちだが、京都では、固有の発達を遂げてきた、ひとつの食文化である。

 だが、近ごろ、仕出し専門店は京都でも非常に少なくなってきて、祇園にある「菱岩」はその数少ない名店だ。天保初年(1829)に創業された(これでも、京都では、店自ら老舗とは言えないらしい)。


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 南座観劇や行楽にも指名される折詰弁当の外装。蓋を開けると、ああ、懐かしい木の香り。


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 彩りの美しさに、しばし、箸を付けるのがもったいない。名物の出し巻きの何とも言えない繊細な味わい。卵と出し、それぞれが出っ張らず、そっと抱き合っているような。口当たりの柔らかさも絶妙だ。車海老、鴨ロース、八幡巻、さわらの幽庵焼、焚き合わせ、銀杏ほか、味わいの濃淡を付けた顔ぶれに、ああため息。折詰弁当は、洋食のディナーコースが食べられるような価格のものもあるそうで。

 改めて思う。「京料理は薄口」という一般的な勘違い。大阪人の私から見ても、京料理は、しっかり味の料理である。色に騙されてはいけない。大阪料理もそうだけど、“出し文化”なのだ。食材の美しい色や素材感を最大限に活かすにはどうしたら良いのか、一流の調理人はしっかり吟味探求し、調味料の安っぽい色で隠したりはしない。出しによって、素材の味をより鮮やかに引き出し、そして、本来の色を損なわないよう配慮している。

 さまざまな分野で受け継がれている技、それを支えているひとの心意気と情熱を感じた。

 あなたに素敵がいっぱいありますように。

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