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アレッサンドロ・ニヴォラが主演した98年の『I want you』でぐぐっと興味を抱いたマイケル・ウィンターボトム監督だが、この新作も、細密な犯罪サスペンスで満足させてくれた。 50年代のテキサス西部。保安官助手のルーは人なつこい面立ちの青年で、父親から譲り受けた屋敷に住み、恋人もいる。平和な町だからさして事件も起こらないので、銃を携帯することもなく、不満のない日常を送っているように見えた。ある娼婦と出逢うまでは…。 原作は、ジム・トンプスンの『おれの中の殺し屋』。好青年と思われた主人公が、数々の殺人を犯していく。過去のトラウマ、隠れサディズム、平穏さや常識に対する水面下の苛立ち…そういうものが、ある日ある時沸点に達してしまう。そういう経過を、ウィンターボトム監督はみごとにすくいとって映像に刻みつけている。 ベン・アフレックの弟のケイシー・アフレックがルーを演じているが、まあ、声といい、顔立ちといい、お兄さんによう似てるわ。ケイト・ハドソンとジェシカ・アルバが彼を取り巻く重要位置の女性像を描く。 主人公が最初の殺人を犯した後、保身のために次々と人の生を奪う、その時の達成感を表しているような笑顔が実に不気味だ。 音楽も良かった。オープニングに流れていた曲は、大好きな作家ポール・オースターが共同監督した映画『ブルー・イン・ザ・フェイス』の中で、ハーヴェイ・カイテルの恋人が鏡に向かって歌ってた歌だ。 あなたに素敵がいっぱいありますように。 |
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映画「キラー・インサイド・ミー 」心の奥底の狂気が動き出す
「キラー・インサイド・ミー 」★★★☆ ケイシー・アフレック、ケイト・ハドソン、 ジェシカ・アルバ、ビル・プルマン 出演 ...続きを見る |
soramove 2011/06/18 10:35 |
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