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zoom RSS 北村想さん×松本雄吉さんの吸引力

<<   作成日時 : 2011/01/31 22:02   >>

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 1月30日午後6時から、劇作家・作家の北村想さんと、維新派主宰の松本雄吉さんをお迎えしてのトークイベントは、実に濃く、それいて演劇ビギナーにも「へえ!」と思わせる内容だった。

 大阪・十三の映画館「第七藝術劇場」で毎月各界の方を招いての好評トークイベント『7gei-spirito』。今月のテーマは、「芝居という宇宙に映す愛と青春」。おふたりが壇上に現れてのフリートークで始まった。

 それぞれの芝居に対する歴史やスタンスが語られる。野外を劇場とされ、劇団員手作りで大道具を作り、大阪のアート系映画館「シネ・ヌ―ヴォ」内観も創り上げてしまったという維新派の、“手で”創ることへの価値観、「役者の舞台の立ち位置はあまり動かさない、名古屋でも僕は異端と言われてます」という北村想さんの言葉。その合間に観客を笑わせるユーモアもたっぷり。さすが、劇作家でありながら、共に、舞台にも立つ演技者である。ひとこと、ひとことが面白おかしい。こぶしを使うディック・ミネの歌など最近の若者は歌えない、と自らこぶしを使って北村想さんが歌うシーンも。

 会場から事前に応募してくれた9名の参加者を舞台に上げての、北村想さんの『役者になるための初期化作業』。「なーんだ、こんなものなんかと思われるでしょうが」と前置きされたけれど、これはけっこう“へええ!”でした。@みんなに座ってもらい、立ってもらう、今度は寝てもらい、立ってもらう。そして「何で起きましたか?」という質問が。「足で」という大多数の応え。A次は、一人だけを端に置いて、その日起きてからの一日の出来事を語ってもらう。残りの人は反対側に集団でいてその人に注視して言葉を聴くB男女のカップルの設定で、一人が「さようなら」と別れの言葉を相手に言う。面と向かって、下を向いて、横を向いて、背を向けて、同じ言葉を言う。

 @については、“足で立っている”ということをふだん認識していないことへの示唆 A役者とは、大多数の人間から、全身を常に注視される存在であるということ Bは、言葉を発する立ち位置や方向で、その言葉のニュアンスが変わるということ。ちなみにオーディションで、この使い分けができるかどうかはとても大事な要素だそう。

 他にも、能や狂言の役者の『すり足』が、演技の美しさとしてどれだけ凄いか、果ては、カントやヘーゲルまでに至る思想論まで、お話は飛んでいったのだった。

 けっこうな数の入場者、会場からの質問も含め、休憩なしの約2時間だったが、じっと耳を澄ませ、時には大笑いし、実に濃密な時間だったと思う。

 松本雄吉さん、北村想さん、このおふたりのトークはやはり奇跡でした。本当にありがとうございました!

 あなたにも素敵がいっぱいありますように。
 

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コメント(2件)

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大成功だったようで、よかったよかった…
ちうか、聴きたかったなあ。勉強になったでしょうねえ。まあ、コレも縁。私に必要なら、いつか神さんがセッティングしてくれはるはず。
ともあれ、お疲れ様でした。m(_"_)m
よろづ屋TOM
2011/02/02 02:06
本当にお蔭さまで、多くの方とイイ時間を共にすることができました。岡山や名古屋からお見えになった方もいらっしゃいました。K広告の元上司・Kさん夫妻も来てくださったんですよ!

TOMさんとは、また他のことでご縁があるでしょう。ほんとにおおきに!でした。
猫式部
2011/02/02 09:01

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