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zoom RSS 佐渡裕さんのベートーヴェン『第九』 inザ・シンフォニーホール

<<   作成日時 : 2010/12/23 23:56   >>

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 私はベートーヴェンが大好きで、『第九』をもっと生で聴きたいと思うのだが、この日本では他の季節ではなかなチャンスが少なく、年末に集中しているコンサートを選ぶしかない。来年5月のベルリン・フィル定期公演の指揮が決まった佐渡裕さん指揮の大阪センチュリー交響楽団の公演が、大阪のザ・シンフォニーホールであり、今日23日に足を運んだ。

 ザ・シンフォニーホールといえば、1982年に日本初のクラシック音楽専用ホールとして大阪・福島に設立され、残響2秒を誇る約1700名収容の素敵な音楽堂。最近はジャズのライヴもここで開催されている。あっちこっちのホールに行くことはあるけど、このザ・シンフォニーホールに行く日はやっぱり特別な感じがする。大好きなコンサートホール。敬愛するミシェル・カミロの超絶ピアノをいつかぜひここで聴きたいものだ。

 ほぼ満席の会場。大阪センチュリー交響楽団と京都バッハアカデミー合唱団、ソプラノ安藤赴美子、メゾソプラノ手嶋眞佐子、テノール西村悟、バリトン甲斐栄次郎。

 第1楽章の途中でもう涙ぐんでしまう(その後もけっこう泣いてた私の斜め前の席では、あまりの心地よさにか、首の凝りをほぐす運動をしていらっしゃる方がいましたが)。すでに聴覚を失い、孤独にあったベートーヴェンがこういう世界を音で創ったんだというその凄さ。一番好きな第3楽章のテノールのソロから、第4楽章に移っていくあたりでは、ゲイリー・オールマンがベートーヴェンを演じた映画『不滅の恋 ベートーヴェン』に想いが飛ぶ。今で言う父親のDVから逃れようとしたベートーヴェンが裸になって池に浮かび、その映像がだんだんと小さくなり、宇宙の中の一つの星のようになっていく。この映画の中でもすごく素敵な場面だ。ベートーヴェンの音楽って宇宙的なんだなあと、本日のコンサートでもつくづく実感したのだった。

 創り手の人生と作品を重ねて評価するのはある意味アンフェアなのはわかってる。すっごくヤな人間でも、人を感動させる美しい作品を創る、また、すっごくイイ人が世を動かすような作品を創れるとは限らない。わかっちゃいますけどね。でも、ベートーヴェンやゴッホが抱えていた孤独、満たされない愛への希求、そういうものが作品にはやはり色濃く反映されていて、私の胸にはぐいぐい来るんです。

 佐渡裕さんの指揮をじっと見つめる。静と動が繰り返される。ある時は、指揮棒を身体の横に添わせたまま、ある時は、指揮台の上でジャンプ! ある時は指揮棒を両手に持ち祈りを捧げるかのよう。私が持っているCDはゲオルグ・ショルティ指揮、シカゴ交響楽団・合唱団のだけだど、今日の佐渡さんのはちょっぴりスローテンポだった。満場のスタンディング・オヴェーション、「ブラヴォー!」の声。素敵な時間をありがとうございました。

 あなたにも素敵がいっぱいありますように。

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