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zoom RSS “映画は映画館で”が最高!…なのに。

<<   作成日時 : 2010/02/12 22:49   >>

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 ほんとはね、映画はやっぱりビデオとかDVDとかで観るんじゃなくて、暗闇にすっぽり包まれる映画館の大きなスクリーンで観るのが最高に決まってる。むろん、お金はかかる、後ろからドンと足を伸ばされたり、途中で子供がうるさく言ったり、ぺちゃくちゃしゃべり始めたり、ビニール袋を何の用事があるんか知らないけれど取り出してバシャバシャ音を立てたり、そして、これが一番私には厄介なんだが、ケータイとかいう、戦争と共に20世紀に置いてきて欲しかったシロモノをやおら取り出して明りをつけるなど、無神経な輩に遭遇することはとても多い。

 でも…。

 仕事柄、試写室で映画を観ることが圧倒的に多い私だが、時間の余裕と心の向くままに、ちゃんとお金を払って、やはり、その映画が観たくてお金を払ってやって来た人たちと共に、映画館の座席に腰をおろすと、とてつもない非日常の時間が始まる。胸のあたりがざわめき始めるのだ。やがて、ゆっくりと照明が落とされ、CFや予告編が流れてる間でも、やっぱりドキドキしてる。映画館の魔術だと思う。

 滋賀県の大津市にある滋賀会館シネマホールが3月で閉館になると聞いた。京都の東寺近くにある京都みなみ会館はそのまま営業続行だが、経営者は変わるという。いずれも、来客数の不振が原因であることは間違いないだろう。両館とも、いわゆる名画座的な雰囲気のある素敵な映画館で、選び抜いた名作や、個性と気鋭に満ちた作品を送り届けてくれているのに。

 以前、大阪の堂島にあった毎日新聞ビルに「大毎地下劇場」という名画座があり、私もよく出かけた。ロードショーで見逃した作品も数カ月後に上映されたり、古き良き名画にも出会える映画ファンのパラダイスだった。それもなくなり、今、シネコンとは違うスタンスで経営されているのは、大阪では第七藝術劇場やシネ・ヌ―ヴォ、京都では京都シネマや京都みなみ会館などである。

 入りが悪けりゃ2週間であっという間にスクリーンでは観ることができなくなる映画たち。すぐにDVD発売、すぐにテレビ放映されるからいいじゃない? というひとたちとは、そもそも観点や感性が違うから議論してもしようがないが、とにかくサビシイ限りである。

 少なくとも、スクリーンで映画を観たい近隣の方、どうか、滋賀会館シネマホールのラストランに駆け付けてくださーい。レトロな雰囲気のあるいい映画館ですよ。京都みなみ会館も、どこか懐かしく庶民的で素敵な空間です。こっちも応援してくださーい。京都シネマも、第七藝術劇場も、シネ・ヌ―ヴォも、みんなみんな、大好きな、ずっと頑張ってほしい映画館。商業ペースだけでなく、映画に対する熱い想いを抱き続けているひとたちが関わってこられた映画館、そして、映画ファンたちに愛されている映画館なんです。

 どこもかしこも、金太郎飴のようなシネコンだらけになってしまって、ほんとに面白いですか?

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
大毎地下劇場、私も一応会員でした。先日BSで放映された『ローマの休日』をノーカットで初めて観たのがそこでして、それまで知ってた『日曜洋画劇場』バージョンではなかったキスシーンにビックリした記憶は今もなまなましく残っています。
まだレンタルビデオもない時代でした。
そういえば正月SPで『スターウォーズ』と『未知との遭遇』の二本立てなんてトンデモナイ組合せもありましたし、それこそ入りが悪くて本番ではアッちう間に消えた『ブレードランナー』や『ルパン三世カリオストロの城』をリベンジできたのもそこでした。

私は、Video killd Cinema theater…とは思ってないんです。
逆にね、旧作をビデオで観て、劇場版を観てみたくなることって多いんじゃないかしら。ただ、その機会がない。仰るように名画座が消えてますから。
じつは名画座って映画の上映権のカラミのせいで苦しんではるって聞いたことがあります。
デジタル化の進化は200インチ程度のスクリーンを持った映写室なら低予算で作れるでしょうし、古い映画の版権フリー化が進むことで、本来ならそうした映画をもっと低価格、一週間レンタル並みの入場料での上映も可能なはずだと思うのです。
しかし、きっとたとえ¥100でも、版権フリーになった古い映画でも、おいそれと営利上映の許可が下りないし、下りても安くない。

旧作に観客を奪われ、新作を売る邪魔になると思えば絶対に許可しないでしょうから。
結局、映画を売ってる立場の人たちが、もっとも映画を愛していないような気がするんですが。
よろづ屋TOM
2010/02/14 03:14
よろづ屋TOMさま

毎度おおきに!ありがとうございます。

おっしゃるように、ビデオなどで観て劇場版を観たくなるケースって確かにあるとは思います。ただ、歴史は戻れない。何でもかんでも“便利さは神様です”の信仰は突き進み、このような映画館が生き残る道はとても厳しく、それが歯がゆいのです。

頂いたコメントの最後の文章ですが(版権の問題は詳しく知りませんが)、映画を売ってる人たちには、ただビジネスとしてしか考えていない人と、とにかく映画が大好きでその気持ちを広くいろいろな人たちにも伝えたい、隠れたこんな素晴らしい映画もあるから観てほしいと、映画の本当の復興のために赤字覚悟で頑張っている人がいるのは確かです。

『ニュー・シネマ・パラダイス』じゃないけれど、宝くじが当たるか、もともと大金持ちなら、映画館をポンと造っちゃうのに、なーんてね。結局、ある面では、確かにお金の問題だというのが、これまた歯がゆいわー。
猫式部
2010/02/14 11:11

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